子供の頃、母はお餅を色々工夫して食べさせてくれました。
両親の親戚が大勢住む田舎からは毎年沢山のお餅が送られてきたものでした。
また、床の間に大きなお供え餅を三宝に入れて供え、各部屋にも小さなお供えを置いていました。
鏡開きも終わり、ヒビが入り、黴が生えてきたお餅は水に漬け、丁寧に黴を取り除いて再び水につけ、水餅と呼んでいました。
水餅は蒸すと、つき立てのお餅のようになり、それを丸めてきな粉をつけて食べたものでした。
なおも残った水餅は甘酒を作っていました。甘酒はご飯からも作れますが、お餅から作る甘酒はとても美味しかったです。
先日、思い立ってお味噌を作りました。その時買った乾燥麹が余ったので、冷凍してあるお餅で甘酒を作ることを思い立ちました。
母がどういう割合でどんな風に作っていたのかわかりませんが、今は便利で、ネットで調べると色々レシピが出てきます。
残り物なので、分量はいい加減ですが、トロッと美味しい甘酒が出来上がりました。
甘麹
砂糖を全く入れず自然の甘さだけですが、とても甘いです。でも、くどくありません。
甘酒は飲むだけでなく、デザートにも料理にも使えそうです。
また、新たな料理が広がりそうで、ちょっと嬉しく思っています。
甘酒はカロリーも糖質も多めですが、腸内環境を整えたり、免疫効果を高めたりするそうです。野菜と一緒に飲んだり、1日200mlまでと決めて、上手に使いたいものです。
Stay Healthy!
備忘録としての甘酒餅 180g
乾燥麹 150g
水 200ml
餅は一晩水につけて柔らかにする。
水から取り出した餅は1−2センチ角に切り、水と一緒に鍋に入れ、餅がとろとろになるまでかき混ぜながら煮る。
70度Cまで温度が下がったら、麹を入れてかき混ぜる。
55度Cになったら、炊飯器を保温にして入れるか、ヨーグルトメーカー、サーモス、シャトルシェフなどの容器に入れ、10時間。
これが甘麹です。
この甘麹をお湯や水で割ります。
温かくしても冷たくしてもお好みでどうぞ。
あるいはお味噌などと混ぜて和え物でも良いでしょう。
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