サンディエゴは5月の末とは思えぬ寒さです。2−3日前の朝方は12度まで冷え込み、いつのまにか暖房が稼働していました。
それでも季節は巡りきて、チェリーが出回り始めました。慌てて昨年冷凍した
チェリーの赤ワイン煮を使ってしまおうと、鴨のソテーにしました。
鴨は余分な脂と皮を取り、皮に格子状の切り込みを入れ、塩胡椒し、熱くしたフライパンにオイルを引かずに皮目から焼きます。
およそ7分、ひっくり返して3−4分。別皿に取り出し、アルミホイルをかぶせておきます。大さじ1の油を残してあとは捨て、赤ワイン(私は自家製チェリーリカーを使用)とチェリーの赤ワイン煮を加えて煮詰めます。
鴨から出てきた肉汁もソースに加え、鴨はそぎ切り。ソースを添えてサーヴします。
ソースができているのでとても簡単ですが、豪華に見えて美味しい一品です。
ビーツはフレッシュなまま皮を薄く剥き、横にスライスしてサラダ。蜂蜜、ライムのゼストと汁、ワインヴィネガー、塩胡椒、オリーブオイルのドレッシングにマリネしておきます。
他に使った野菜はスベリヒユ、ツァイシン、紫の水菜。庭になったライムを皮ごと小さく切って加えました。
このライム、ちっとも大きくならないと、庭師に聞いたら、これはメキシカン・キーライムだから大きくならないと言われました。せいぜい直径2センチです。
長年肥料が足りないのかと思っていたのですが、そういう種類のライムだと初めて知りました。写真の下の方の白い小さな花はライムです。
去年から庭師を変えたのですが、今のメキシコ人のおじさん、植物に愛情を持っていて、丁寧に植物に接してくれます。信用できる方に巡り合ってよかった!
さて、話が脱線しましたが、ビーツについていた立派な葉っぱは
スープです。
このスープはピーツの葉っぱの使い方としては秀逸です。
私にとって料理は気分転換の息抜きでもあります。忙しくとも何を作って食べようか、と考えるのはとても楽しい。
願わくは、早く逆流性食道炎を治して、またワインを飲めるように。(もう丸2ヶ月も一切アルコールを口にしていないのです。)