和田はつ子著「料理人季蔵捕物控」の第11弾、「ひとり膳」にタンポポの葉のお浸しが出てきます。
以前タンポポの葉の
サラダと
スープを作りましたが、和風も美味しそうと、早速作ってみました。
本では炒り胡麻に醤油と煮切り酒の調味ですが、私は胡麻和えにしてみました。擂り胡麻に醤油と煮切り酒、みりん粕を加えて。
近くのスーパーで買い求めたオーガニックのタンポポの葉は少し硬めでしたが、苦味のある独特な香りに春を感じました。
西洋蒲公英が渡来したのは明治以降のようですから、江戸時代は在来種の日本タンポポが使われていたのでは、と思います。日本タンポポの方が苦味が少ないらしいのですが、当時の人は野草のタンポポの花や葉をお浸し、天ぷら、佃煮と工夫して食べていたようで、興味深いことでした。
さて、昨夜のメインはマグロのヅケのとろろ丼。マグロのお刺身に串を刺して直火で表面を炙り、
煮切り醤油に20分ほど漬けておいたものです。
温かなご飯の上にたっぷり刻み海苔をかけ、マグロのヅケをのせ、とろろをかけて、真ん中に大葉の千切り。とろろをかけると大盛りのご飯もペロッと平らげるので、ちょっと危険な丼です。
もう一品は揚げ出し豆腐。油で揚げずに水切りした豆腐に片栗粉をつけ、多めの油でフライパンで焼きました。
いつ食べても和食はやっぱり美味しい!自分で作って美味しく食べられるのは健康な印ですから、感謝しなくてはいけませんね。
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