先日、急にけんちん汁が食べたくなりました。今年のサンディエゴはことのほか寒いからかもしれません。
けんちん汁は冷蔵庫の整理に最適です。少しずつ残ってしまった野菜を使えるからです。
大根、人参、里芋、椎茸、インゲン、豆腐、油揚げ(これは冷凍)。蒟蒻がないと寂しいので、これだけ買い足しました。
まずはたっぷり鰹だし汁を作ります。ちぎり蒟蒻は下茹でして、適当に切った野菜類(インゲンは除く)と蒟蒻、油揚げを胡麻油で炒めます。そこへ鰹だし汁。(里芋は茹でこぼしをしても、しなくとも。ぬめりが却ってトロッとした汁になって美味しいものです。)
豆腐(半丁)はペーパータオルに包んで電子レンジで1分程チン。手で崩しておきます。
灰汁を取って、里芋が柔らかになったら、酒、塩と醤油で調味して、上記の豆腐を加え、最後に下茹でしておいたインゲンを加えて出来上がり。
実沢山の熱々のけんちん汁、美味しくいただきました。
けんちん汁を作った2日後、残った蒟蒻や豆腐、大根で味噌味の煮物。今回は昆布だしで。豆腐だけ最後に加えますが、調味は赤味噌、酒、みりん、少量の醤油、山椒の粉です。
どういう訳か初冬に葉っぱを付けた山椒。どうせ枯れてしまうのですから、1枚摘んでのせました。これが案外香りが良く、味噌田楽のような煮物になりました。
一緒に作った他の料理は金目鯛の湯引き、大根葉と油揚げの炒め煮、柿なます。
今年も残す所僅かとなりました。2015年がもうすぐ終わるとは俄には信じがたいですが、体調に気をつけて新しい年を迎えられるようにしなくては、と少し気を引き締めました。
ご訪問ありがとうございました。