第一日目 10月27日(火)
市場(Mercado San Miguel)を出ると雨は上がっていました。マヨール通りを西へ少し歩くと、この日のお目当ての一つ、カテドラル(Catedoral de la Almudena)が見えてきました。
市民戦争で中断した建築はやっと1993年に完成したという、新しいカテドラルです。
カテドラルの隣が王宮の
Palacio Real。現在は国家の儀式だけに使われている王宮です。
写真撮影が禁止のところが多く、内部の写真はあまりありません。でも、撮影している人たちが沢山いたので、もしかしたら、あのマークはフラッシュ禁止だったのかもしれませんが。
回廊からは緑豊かなマドリッドの市街が見渡せる絶景の場所です。
王宮の後は旧市街の象徴的な広場、Plaza Mayorへ。残念ながら工事中できれいな全貌を見ることは出来ませんでした。
元の色と形を真似た覆いをかぶせているのが、微笑ましい。
お腹も空き、疲れてきたのでホテルに帰る途中で遅いお昼。遅いと思うのは日本やアメリカの感覚で、ランチは早くて1時からと言うこの国では2時や3時では決して遅いランチではありません。
ホテルにほど近いLambuzo(Calle de las Conchas 9, Madrid)にて。奥にはテーブル席もありますが、この日は入り口に近いスツールに座りました。
今回この旅行にあたって、スペインにお住まいのブログの友人がとても助けて下さいました。マドリッドの美味しいバルとそこのお薦め品はほとんどが彼女のサジェスチョンです。
喉が乾いていたので二人ともカニャ(ビール)。おつまみに出て来たポテトチップス。スペインはワインの国と思っていたのですが、彼女のお薦めのようにビールもとても美味しかったのは新たな発見でした。
ポテトと鯖のサラダ。
カタクチイワシのフライ。
春巻きの皮のようなものに包まれたフライ。中に海老が入っていてとても美味しい。
鱈入りコロッケ。
このバールはアンダルシアの料理を出すのだとか。どれもとても美味。一旦ホテルに戻り、長時間のフライトの疲れを取ることにしました。
時差ぼけと疲れでお腹が空いているのかどうかもよく分からなかったのですが、夜になったのでやはり夕食を食べに、ホテルから歩いて行けるアストリアス地方のバル、El Ñeru(Calle de Bordadores, 5, Madrid)へ。
まずはアストリアス地方のお酒、シードラ。高い所から注ぐのはシードラならでは。
マドリッドでは飲み物を頼むと小さいタパがついてきます。チョリソとブルーチーズ。このブルーチーズが最高に美味しい。
友達がワインも頼んだので、もう一品トルティージャのタパもついて来たのですが、写真を撮るのを忘れたようです。
ケースに並んでいたお豆(ファバス)とお肉の煮込み料理が美味しそうだったので頼んでみました。左から多分チョリソ、豚肉の三枚肉、モルシージャ(血入りソーセージ)。モルシージャがとても美味しい。
それほどお腹が空いていないと思ったのに、美味しいのでパクパク食べてしまいました。
真ん中に写っているカウベルの様なものは、お客さんからチップをもらうと、派手に鳴らすのです。
スペイン、食べ歩きの第一日目はこのように満足のうちに閉じたのでした。
ー続くー
ご訪問ありがとうございました。