やせっぽちソプラノのキッチン2

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プロヴァンス風パスティスで煮込んだ鶏料理

パリ在住のアメリカ人シェフ、David Lebovitzさんの最新レシピです。

あまり出番がないので棚の中で眠っているパスティス(アニス系のリキュール)を使うのにもってこいなので、早速作ってみました。

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骨つきの鶏もも肉、(Lebovitzさんは一羽をさばいていました。)をしっかりソテーしてから、トマトのざく切りとガーリック、パスティス、じゃが芋、パセリで煮込んだボリュームのある料理です。(日本語に訳して二人分の材料のレシピを下に書きました。)

シチューのようではありますが、トマトが沢山入るので、今の時期がお勧めです。

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人参とリンゴ、ヨーグルトのドレッシングのサラダを添えて。


プロヴァンス風パスティスで煮込んだ鶏料理
レシピ:David Lebovitz さんのブログを参考
材料(二人分)


鶏もも肉  骨、皮付き 600−700g
塩胡椒  適宜
オリーブオイル 大匙1
パスティス (アニス系のリキュールならパスティス以外のものでも良い) 150ml
トマト  大2個  皮ごとざく切り
ガーリック  2片  みじん切り
じゃが芋  中2個  
イタリアンパセリ  みじん切りで約半カップ
砂糖  (小匙1/2) お好みでなくとも良い

1.鶏肉の両面に塩胡椒する。(一晩おいても、すぐに調理してもどちらでも良い。)

2.厚鍋にオリーブオイルを入れ熱し、中火で鶏肉をソテーする。動かさずに良い焼き色がつくまでじっくり炒める。(片面3分はかかります。)別皿にとる。

3.厚鍋の余分のオイルは捨て、(小匙1くらいは残す)パスティスの半量を入れ、鍋底をこそげるようにする。

4.半量のトマト、鶏肉(皿に残っているジュースも)、ガーリック、残りのトマトの順に加える。残りのパスティスを加え、煮立ったら、水(約500ml、じゃが芋の量によって加減してください。)を加えて、煮立ったら弱火にして、蓋をし15分ほど煮込む。

5.煮ている間に、ジャガイモの皮をむき(お好みで剥かなくとも)1センチの厚さにスライスする。

6.鍋の中のものを一旦かき混ぜてから、じゃが芋、半量のパセリ、砂糖を加え、じゃが芋の上に塩(適宜)を振る。蓋をせずに鶏肉とじゃが芋が煮えるまで約20−30分煮込む。時々汁をじゃが芋や鶏肉にかける。

7.材料が煮えたら、味見をし、足りなければ砂糖や塩を加え、更にお好みでレモン汁を加えても良い。

8.皿に盛り付け、残りのパセリを散らす。

*じゃが芋を入れない場合はご飯やパスタも合います。


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# by Mchappykun2 | 2017-08-31 02:38 | レシピ | Trackback | Comments(8)

夏休みに読んだ二冊の本

サンディエゴでは地域によって学校が始まったところもありますが、我が家の近辺は明日から新学期が始まります。

時間のあった夏休みに何冊かの本を読みましたが、そのうちの二冊に私の心はどっぷり浸かってしまいました。

一冊めは娘のところにいた時に読んだ村上春樹の「色彩を持たない多崎つくると、巡礼の年」。

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この本の通奏低音として流れるリストの「巡礼の年」の中の「ル・マル・デュ・ペイ」。村上春樹の本にはよく音楽が絡みますが、彼のジャズはもちろんクラシック音楽の造詣の深さには舌を巻きます。

彼は非常に良い音楽的な耳を持っているばかりでなく、知識も豊富で、実に沢山の曲を色々な演奏家のもので聞いているのです。

この本の中に出てくるラザール・ベルマン演奏の「ル・マル・デュ・ペイ」をYouTubeで聞いてみました。そして世界各国の沢山の人々が「色彩を持たない多崎つくると、巡礼の年」からこのYouTubeにたどり着いていました。

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そして、自分でもどうしても弾いてみたくなり、リストの「巡礼の年」の楽譜も買ってみました。幸い「ル・マル・デュ・ペイ」は私にも弾ける程度の難易さです。

「Le Mal du Paysはフランス語です。一般的にはホームシックとかメランコリーといった意味で使われますが、もっと詳しく言えば、『田園風景が人の心に呼び起こす、理由のない哀しみ』。正確に翻訳するのはむずかしい言葉です。」本の中で、灰田青年にこのように言わせています。

二冊目の本はドウス昌代の評伝「イサム・ノグチ」。これはサンフランシスコの近代美術館、SFMOMA で野口勇の作品に出会ったからで、本棚の奥から引っ張り出し、再読しました。

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そして、ほとんど忘れていたことばかりで、まるで初めて読んでいるようにのめりこみました。

日本人の父親とアメリカ人の母親の私生児としてカリフォルニアで生まれ、日本、アメリカを行き来しながら孤独の中で育った天才芸術家。

この稀有な芸術家の内面に迫り、イサム・ノグチを色々な角度から描き切ったドウス昌代にも深い畏敬の念を覚えます。膨大な資料を読み、イサム・ノグチと関係した大勢の人々にインタビューをし、彼のあらゆる作品を鑑賞し、それは気の遠くなるような努力だったことでしょう。

本を読んで新たに気づいたのは、ここから車で1時間半のコスタ・メサのショッピングモールに「イサム・ノグチの庭園の最高作」と言われている作品があるということです。

こんなに近くに彼の作品があるのに気がつかなかったということは、なんということでしょう。ここには是非行かねば、と思っています。

さて、このブログは一応レシピブログなので、最後に一昨日の夕食の写真を載せます。

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キンキとごぼうの煮付け、ワタも種も一緒に輪切りにした若いゴーヤーとミニパプリカの酢の物、湯引きしたアオヤギの緑酢和え。キンキの見た目がひどくなってしまいました。お目汚し、悪しからず。


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# by Mchappykun2 | 2017-08-28 03:07 | レシピ | Trackback | Comments(4)

鮟鱇のソテー 赤ワインとトマトのソース

アメリカのスーパーとしては新鮮な魚が置いてあるWhole Foodsで、珍しく鮟鱇のフィレがありました。

鮟鱇はお鍋の他にシチューやから揚げなどにも適していますが、日本食料品店以外で鮟鱇を見ることは非常に稀です。

昨夜はこの鮟鱇でイタリアンにしてみました。

そぎ切りにしたフィレをラップに挟んで肉叩きで5ミリの厚さに伸ばしてからソテー。

ソテーした後のフライパンにセイジと赤ワイン、トマトソース、オリーブを入れたソースを作ります。(詳しいレシピは下に書きました。)

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冷凍してあると思ったトマトソースはソースでなく缶詰のトマト煮でしたが、結構美味しくできました。ちゃんとしたトマトソースだったらもっとコクが出たと思います。大粒のオリーブが良い仕事をしていますので、これは欠かせない材料でしょう。

付け合わせはスベリヒユ。

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別皿のサラダはズッキーニをピーラーで剥いて、ドレッシング(白ワインヴィネガー、オリーブオイル、塩胡椒)にマリネしたものです。


鮟鱇のソテー 赤ワインとトマトのソース
レシピ:Mario Batali「MOLTO ITALIANO」を参考
材料(二人分)


鮟鱇のフィレ 約300g
オリーブオイル  適宜
小麦粉  大匙1
塩胡椒
葱 白い部分のみ 10センチ
セイジ フレッシュなもの大2枚
辛口赤ワイン 約125ml
オリーブ 数個
トマトの缶詰 できればトマトソースの方が良い 約125ml
無塩バター 大匙1
パセリ  みじん切りで大匙1

1.鮟鱇は一口大にそぎ切りにし、ラップに挟んで、5ミリの厚さに肉叩きで薄くする。

2.小麦粉に塩胡椒を加えて鮟鱇をまぶし、オリーブオイルでソテーする。

3.鮟鱇に両面良い焼き色がついて火が通ったら、別皿に移す。同じフライパンに葱とセイジを加え、1分ほど炒める。

4.赤ワインとトマトソース(または缶詰)、オリーブを加え少し煮詰める。鮟鱇をソテーを絡めて、無塩バターとパセリを加えて皿に盛る。


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# by Mchappykun2 | 2017-08-25 02:46 | レシピ | Trackback | Comments(4)

スエーデンのドリーム・クッキー

私の大好きな料理研究家、Dorie Greenspanさんの近著「DORIE’S COOKIES」からのご紹介です。

このレシピは元々Greenspanさんのアシスタントのお祖母様のものだそうですが、お二人ともスエーデン人ではないとのこと。

ある日、このクッキーをGreenspanさんの息子さんのスエーデン人の女友達にお出ししたところ、彼女が「我が家の味にそっくり。」と言ったのだそうです。

スエーデン語でクッキーは「ドリーム(drommar)」と言うそうで、彼女はこのクッキーをSwedish Dream Cookiesと名付けました。

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バターがたくさん入るので、サクサクとして、でもその代わり崩れやすいのですが、とても美味しいクッキーです。真ん中に置いた丸のままのアーモンドが良いアクセントです。

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合唱の練習の後はマンゴーのフローズンヨーグルトと一緒にお出しし、

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箱に詰めて娘のところにも持って行きました。

室温で4日くらい、冷凍すれば2ヶ月もちます。


スエーデンのドリーム・クッキー
レシピ:Dorie Greenspan著「DORIE'S COOKIES」を参考
材料:約36個分 カップはアメリカサイズの250ml

無塩バター アメリカの2本:226g  角切り
小麦粉  2カップ:226g
カルダモンの粉  小匙1
ベーキングパウダー  小匙1
砂糖(オーガニック) 75g
海塩 小匙1/2
ヴァニラエッセンス  小匙2
アーモンド粒(丸のまま) 36−40個

1.バターを小鍋に入れて溶かし、濃いゴールド色になり、底に澱が溜まりだすまで、約20分弱火で煮る。耐熱のカップかボウルに入れ、完全に固まるまで冷蔵庫に2時間くらい入れる。(一晩冷蔵庫に置くとカチカチになり、取り出すのに苦労しますので注意。)
 
2.オーブンを350度F(180度C)に温めて置く。

3.小麦粉、カルダモン粉、ベーキングパウダーを一緒にかき混ぜる。

4.砂糖、塩を一緒にフードプロセッサーにかける。バターを冷蔵庫から取り出し、角切りにして、ヴァニラエッセンスとともにフードプロセッサーにかける。滑らかになったら、粉類を加え、さらにフードプロセッサーを稼働させる。ゴムベラで何回か底の方からかき混ぜながら行う。

5.生地を取り出し、スプーンなどで1個ずつ丸めて、真ん中に指でくぼみをつけ、アーモンドを置く。崩れやすいので、ひび割れしますが、大丈夫です。

6.オーブンに入れて全体で16−19分。途中9分経ったら向きを変える。端が狐色になって固まったら取り出す。そのまま10分置いてから、ラックに取り出して冷ます。(崩れやすいのでオーブンから出してすぐにラックに移し替えないように。)


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# by Mchappykun2 | 2017-08-21 02:03 | レシピ | Trackback | Comments(0)

バルサミコ酢で煮込んだ鶏手羽

和風にするか、中華にするか、それとも洋風にするか、最後まで決めかねていた鶏の手羽肉。しばらくぶりにイタリアンにしてみました。

生ハムの代わりにチョリソー、あとはトマトペースト、ケイパー、アンチョビ、黒オリーブ、白ワイン、バルサミコ酢、チキンストックで煮込むコクのある料理です。(詳しいレシピは下に書きました。)

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添えた野菜はミニパプリカのソテー。オリーブオイルで表面に焼き色をつけ、これにもバルサミコを最後に。調味は塩胡椒。

茄子はウテナを切ってから丸のまま電子レンジで2分近く。手で縦に裂いて、ドレッシング(サラダオイル、醤油、米酢、炒りごま)に浸けました。

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もう一品はマグロのセヴィチェ風。二日塩麹にマリネしておいた鮪、マンゴー、ミニトマト、紫玉ねぎのみじん切り、鉢植えからオレガノとタラゴン。調味は塩、醤油、オリーブオイル、レモンのゼストと絞り汁、柚子胡椒。

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アボカドがなかったのですが、塩麹につけておいたのでマグロにしっかり味がついていて、また、マンゴーとマグロの組み合わせが意外に美味しいのです。

今年の日本の夏は雨が多いようですが、その後の野菜や稲の生育が心配ですね。あまり暑いのも辛いですが、冷夏も心配です。自然とはなかなか思うようにいかないものです。


バルサミコ酢で煮込んだ鶏手羽
レシピ:Mario Bataliのレシピを参考にアレンジ
材料(2人分)1カップはアメリカサイズの250ml

鶏手羽 手羽元と手羽先がついているもの8本 関節で二つに切り分ける
オリーブオイル 小匙1
白ワイン カップ1/4
チキンストック カップ1/4 (出来れば自家製、市販品なら塩分の少ないもの)
バルサミコ酢  カップ1/4
生ハム 2枚 角切り またはチョリソー 10cm 5ミリ幅に切る
ケイパー 小匙2
アンチョビペースト 小匙1/2
トマトペースト 小匙1
種無し黒オリーブ 5ー6個
胡椒 適宜
パセリ みじん切り 小匙2 またはオレガノやタイム

1. 鶏手羽に塩胡椒して、オリーブオイルを熱した厚鍋(私はルクルーゼを使用)で、両面が狐色になるまで炒める。

2.白ワイン、バルサミコ酢を加え、鶏手羽にからめ、生ハムまたはチョリソー、ケイパー、アンチョビペースト、トマトペースト、オリーブ、チキンストックを入れて、20分くらい蓋をして煮込む。

3.鶏肉が煮えて、ソースがトロッとしたら、皿に盛り、ハーブを散らす。水分が多い場合は蓋を取ってかき混ぜながら煮詰めます。

塩気のあるものが沢山入るのでソースに塩はいりません。市販のチキンストックをお使いになるときは、塩分に十分ご注意ください。



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# by Mchappykun2 | 2017-08-20 02:33 | レシピ | Trackback | Comments(4)