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友達の菜園で採れたホースラディッシュ

先日友達の家庭菜園で収穫したホースラディッシュを葉っぱごといただきました。
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根っこから葉先まで1メートルはあるという立派なものです。

東海岸に住んでいたとき、ご近所さんから根っこの部分のホースラディッシュを沢山頂いたことがありますが、葉っぱは初めてです。

さて、どんな風に料理したら良いのか色々ネットで調べてみました。ホースラディッシュは西洋山葵とも言いますから、参考にしたのは日本の山葵とアメリカのホースラディッシュの両方のサイトです。

ホースラディッシュの葉っぱは収穫したらすぐに調理をしないとあっという間に萎れます。根っこの方はラップをして冷蔵庫に保管すれば、2週間くらいは持ちます。

若い葉っぱは生でサラダも美味しいらしいのですが、頂いたものはかなり育っており、そのままでは少し固かったので、茎と葉っぱに切り分けて、80度Cのお湯に1分つけます。80度Cという温度が香りと辛味を引き立たせる最適な温度なそうです。ですから、きちんと温度計で計ります。(これは日本の山葵のサイトからです。)

冷水にとってから、水を絞り、細かく切ります。この切っている段階で辛さが鼻をつき、涙が出るほどでした。

葉っぱより茎の方が香りが強いのですが、繊維質が半端でありません。サイトには茎は肉叩きで叩くと良いとあったのでやってみましたが、却って木綿糸のような繊維が出てくるだけでしたので、やめました。

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だし汁とみりんと醤油でおひたし。茎はなかなか手強く、みじん切りにしてもかなり繊維が気になりました。育ち過ぎだったのかもしれません。

さて、次の日は葉っぱはチミチュリ、根っこの方は摩り下ろしとシェーブした両方を入れ、赤味噌とヨーグルトでディップを作りました。(人参の葉ですが、チミチュリのレシピはこちら⭐️です。)
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買ってあったしゃぶしゃぶの牛肉と野菜たっぷりの冷シャブに、チミチュリとディップを添えました。このディップはホースラディッシュの香りと辛味が効いて、とても美味しくできました。

まだまだあるホースラディッシュの葉っぱ。

今度は塩漬けにしました。これは色々な日本の山葵の葉っぱの料理のサイトを参考にしました。茎は使わず葉っぱのみです。細かく切った葉っぱは重さの2%の砂糖をまぶして、水分が出るまでよく揉み、ラップをして30分おきます。砂糖は辛味を出すらしいです。

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80度Cのお湯をまわしかけ2分、ビニール手袋をはめて絞り、今度は重さの3%弱の塩をかけて容器に入れきっちり蓋をします。容器ごと振ってよくなじませます。2−3日後から食べられ、冷蔵庫で3週間持つそうです。
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この塩漬けでおにぎりを作りました。ホースラディッシュの香りの美味しいおにぎりでした。付け合わせは煮卵。

更に、この塩漬けに酒粕とみりんで山葵漬けならぬホースラディッシュ漬け。室温にした酒粕(70g)と大匙2の味醂をすり鉢であたり、ホースラディッシュの塩漬けと根っこをみじん切りにして適宜入れ混ぜ合わせただけです。ホースラディッシュに塩味がついているので塩は入れませんでした。

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ちょうど日本からのお土産に頂戴した美味しい蒲鉾があったので一緒に食べましたが、なかなか美味しかったです。

根っこの行方です。

もう10年以上になりますが、夫の出張に伴ってイタリアのトリエステを訪れたことがあります。ここはクロアチアと国境を接し、オーストリアの領地だったこともあるので、それらの国々の影響が色濃く残っています。

もちろん料理もしかりで、肉料理も美味しいところです。あるレストランではソーセージのグリルに、目の前で生のホースラディッシュを削ってかけてくれました。ハラハラと散る雪片のような真っ白なホースラディッシュの、そのツンと鼻にくる香りが今でも忘れられない思い出です。

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それで、どうしてもソーセージにかけたくて、Whole Foodsのソーセージを買って焼いてみました。

ピーラーで削ったホースラディッシュは牛蒡のササガキのようになり、思い出の雪片とは似ても似つかぬものになりましたが、香りだけはまさにホースラディッシュで、それだけで満足しました。

最後にホースラディッシュを使った一品。メカジキのステーキに添えたソースです。メカジキ(Swordfish)はオリーブオイル、塩胡椒、クミン粉、コリアンダー粉、パプリカ粉をまぶしてグリル。

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一方プレーンヨーグルト、香菜のみじん切り、ホースラディッシュのみじん切り、塩、ガーリックのみじん切りを混ぜてソース。後でハラペニョのスライスを飾りました。ハラペニョはあまり辛くないのでそのまま食べても大丈夫ですが、乗せると香りがつきます。

私としては先のお味噌とヨーグルトを入れたディップの方が好みでした。

ホースラディッシュの葉っぱと根っこの料理。思う存分楽しませていただきました。誠にご馳走様でした。ありがとうございました。

ご訪問ありがとうございました。
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by Mchappykun2 | 2018-07-25 02:27 | レシピ | Comments(8)
Commented by petapeta_adeliae at 2018-07-25 12:36
おにぎりのご飯に混ぜると美味しそう。
中Ⅰの家庭科でならった照り焼きはカジキでした。
そのせいかカジキには親近感!?
ホースラディシュは生でないとダメですよねぇ?
近ごろチューブなら地元スーパーにあるのですが。
Commented by Mchappykun2 at 2018-07-25 14:26
ソーニャさんへ

ヨーグルトのソースは市販のチューブのホースラディッシュでだいじょうぶです。生姜でも良いです。ヨーグルトとは相性が良いので、カジキのステーキやソテーで試してみてください。
もし和風にするのでしたら、ぜひお味噌も入れてみてください。私の中ではヨーグルトとお味噌とホースラディッシュの組み合わせが一番でした。
次が多分塩漬けのおにぎりかも。
Commented by akdeniz_tk at 2018-07-25 16:13
根っこのおろしたのは、食べたことあるのですが、
ホースラディッシュ自体、初めて見たかもしれないです。
こんなに立派な葉っぱになるのですね。
初めての食材を、どんなお料理にしようか?って考えるのって楽しいですよね。
葉っぱにも、切っている段階で、涙が出るほどの辛みがあるのですか?塩漬けは日持ちがするので、一人暮らしにはありがたいですね。
ソーセージの上にホースラディッシュ、思いでの組み合わせおいしそうです。

Commented by Mchappykun2 at 2018-07-25 23:15
akdenizさんへ

ホースラディッシュの根っこは普通のスーパーでも隅っこに売られていますが、葉っぱを見たのは私も初めてです。ちょっと育ちすぎのようにも思いますが、大きいですよね。
いろいろなサイトを見ながら自分なりに研究して料理するのは楽しかったです。
日持ちするには?と思って見つけた塩漬けが案外美味しくてホッとしました。
生のホースラディッシュをパラパラふりかけるだけでも美味しかったです。まさに西洋ワサビですね。
Commented by syun368 at 2018-07-25 23:28
1mとは長いですね。
ホースラディッシュの葉っぱは食べたことありません(見たことも)。
山葵の葉っぱのような感じなのでしょうか。
仕込み方も山葵漬けに似ていますよね。

ホースラディッシュと味噌とヨーグルトのディップ、美味しそうですね。
Commented by Mchappykun2 at 2018-07-26 00:00
syunさんへ

お友達のご主人もホースラディッシュを植えたのは初めてだと思います。それで、ちょっと育てすぎたのでは?と思います。
山葵にとてもよく似ていますが、香りが長持ちしませんでした。切っているときは涙が出るほどなのですが、時間が経つとすぐに薄れました。
山葵のサイトも参考にしたので、仕込みは山葵風です。アメリカのホースラディッシュのサイトも見たのですが、日本の方が丁寧な仕込みだったので、日本のを採用しました。わさびの方が辛味があります。
Commented by ymomen at 2023-05-05 06:44
ホースラデイッシュ、毎年元気に生えるのですが、どうして食べればいいのかわからないままでした。根は繊維ばかりで固いし、葉もごわごわで食べられそうにありませんでしたが、拝読してまた調理してみる気になりました。
青々としたしっかりした葉に勢いがあるので、ゼラニウムを植える鉢に一緒に鑑賞用に植えたのが昨年で、そのまま越冬していままた若葉を出しています。
Commented by Mchappykun2 at 2023-05-05 10:12
ymomenさんへ

こんな古い記事にコメントくださり、ありがとうございます。
ホースラディッシュを育てていた日本人の友達ご夫婦は日本永住帰国してしまいました。彼女たちからは色々な果物(特に無花果)や野菜を沢山頂いたので、寂しくなりました。

ホースラディッシュを育てていらっしゃるのですか。西でも東でも中央でもどこでも育つ強い野菜なのですね。この記事がお役に立てたら嬉しいです。
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